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2015-05-20篤農家に学ぶ固定費を下げる「とっておきの秘訣」とは?

篤農家に学ぶ固定費を下げる「とっておきの秘訣」とは?

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モノを大切にすることは大事なことだとは思いますが、モノによると思いますw

1万円を切るママチャリを2年くらい乗っていると、タイヤの外カバーもパレットがなくなりズルズルになります。タイヤを1つ交換すると4千円くらいかかるので、前輪・後輪共に交換するとなると1万円近くなるので、新品を購入した方が合理的と思い、買い換えることにしています。


 当たり前のことのように思えるが、うまくいっている人は整理・整頓ができ、ものを大切にしている。工場などでも5S活動が行われ、整理・整頓の重要性が認識されている。実は、この考え方は篤農家が歴史的に実践していったものだった。しかも、それは生産効率を高めるばかりでなく、固定費を下げる効果もあったのだ。

● 成功している人は 機械や道具をきれいに長く使っている

 成功している人は、機械や道具を丁寧に長く使い続けています。減価償却が済んでも、買い換えずに使い続けているのです。なかにはトラックを30年以上使う人もいます。

 しかし、うまくいかない人は機械を買い換えるのが早く、小道具をよくなくします。

 私たちの仲間に、雇用をしないで家族労力だけで効率的な作業をし、堅実な経営をしている林美之さんという人がいます。林さんはすべてにおいて丁寧な仕事をします。売上こそ派手ではありませんが、ものを大切に使うことで固定費(物件費)を極端に低くしているのです。

 そのもとにあるのは、「ものを大切にする精神」です。

 より具体的にいえば、「ものを丁寧に使う心がけ」「自分で責任が取れる規模から逸脱していない経営」です。そうすることで、所得率が高くなるのです。

 たとえば、林さんが乗っている2トントラックは、30年以上使用しています。普通それだけ使えば、あちこちにガタがきて、見た目もボロボロです。

 とっくに買い換えていいところですが、そのトラックは型こそ30年前と古いものの、見た目はとてもきれいで、そんなに長く使用しているようには見えません。それくらいよく整備されているわけです。

 林さんは小さなところにも気を遣っています。

 たとえば手袋。林さんは3つの手袋を使い分けています。

 収穫や出荷調整(野菜を量ったり袋詰めする作業)など細かい軽作業には、薄手のゴム手袋を使用しています。そして、機械作業には滑りにくく機械に巻き込まれにくい革手袋を使用します。重いものを持つときや濡れたものを持つときなどは、厚手の丈夫なゴム手袋を使っているのです。

 この手袋を使い分けるというのも、実はとても合理的なことです。作業を素早く安全に、きれいにするだけでなく、道具を長く使うという工夫でもあるのです。

 道具は適した状態で使用すると長持ちします。

 たとえば、薄手のゴム手袋で力仕事をしたら、すぐに切れてしまいます。また、厚手のゴム手袋が丈夫だからといって、その手袋で出荷調整作業をしたら、細かい仕事ができずに時間の無駄になります。革手袋も安全で丈夫だからと、濡れる作業に使っていては、すぐに皮が痛んで使えなくなります。

 小さなことではありますが、1つ1つの道具の特性を考えて使い分けることが、少ない人数で最大の収穫と成果を上げる林さんの農業の特徴なのです。

● 整理・整頓ができないときは、 すべてうまくいかない

 一方で、うまくいかない人は、機械をよく壊します。そしてその機械は汚いのです。

 整備ができていないから、作業が始まるときに機械がうまく動かず、予定した作業がその日に終わらなかったりします。また、ものを探すのに時間がかかり、疲れる割に生産性が上がらず長時間労働になってしまうのです。



 私の農場は、現在、新規就農者だけで運営しています。私自身は現場で指示ができないので、よくも悪くもそのときの担当者の性格や能力がすべてに出てきます。

 業績がよいときには、必ずといっていいほど農場がきれいな状態にあります。機械のメンテナンスや整理がしっかりできているのです。

 そのようなときは売上が多いだけでなく、修繕費や農具費が少なく人件費も少ないなど、経費がかからないのです。

 しかし、業績が悪いときには人の出入りが激しくなり、新しい担当者はそこまで気が回りません。目の前のことを行うのに精一杯の状態になってしまい、畑には収穫用のコンテナが置き去りにされていたり、草取りもできていなかったりします。

 そうすると、整備不足によるハプニングが次々に起こり、何度も無駄足を運ぶなど作業も遅くなります。トラブルへの対処に忙殺されてしまい、動いている割に収穫量が上がらないのです。

 さまざまな企業で5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)活動を取り入れています。農業者の中にも5S活動に取り組むところが多くなり、私たちも6年前に山梨県農業生産法人サラダボウルさんからヒントをいただき、5S活動を取り入れてきました。

 コンサルタントから5S活動の講義を受けたとき、5S活動の原点は農業にあるという話を聞きました。

 篤農家と言われる人たちが道具を丁寧に扱い、使った道具は洗って決められたところに整理し、いつでも使えるように整頓する、さらには作業場に土がつかないように常に清掃していることを、工業に携わる人たちが参考にして体系化したのが5S活動だそうです。

● ものを大切にすることは 無から有を生み出している

 ものを丁寧に使うことは試算表や決算書にも現れてきます。

 ものを丁寧に使うと、資産勘定に載らない機械をたくさん持つことになります。資産勘定に載らない機械は減価償却費という費用がかかりませんし、償却資産税もかかりませんので無料で使えるのです。

 成功している農家の人たちは機械や道具を丁寧に長く使うことで固定費を下げ、長期的に利益を出しやすい体質にしています。それによってさまざまなリスクに耐えられるようにしているのです。

 まさに、ものを丁寧に長く使用するというのは、無から有を生み出すことになるのです。

 これから独立する人にとっても、古い機械を丁寧に使っていくことはとても大切なことです。農業で独立するのであれば、できるだけ中古で機械を揃えることが鉄則です。

 今では新規就農者でも就農のための支援が手厚くなり、無保証など、簡単に低利で長期の借り入れができるようになってきました。農業起業するにはとても恵まれた環境になっていますが、逆に考えると、何も考えず安易に新しい機械を購入する人も増えているように思います。

 私たちは新規就農する人に最初から新しい機械を購入することを勧めません。たとえ借金することができたとしても、中古で入手できるものはすべて中古で揃えるようにしています。そうして、スタート時のイニシャルコストをかけずに固定費を下げ、身軽にスタートさせるのです。

 これは成功するための大きな秘訣です。

澤浦彰治

ダイヤモンド・オンライン 5月20日(水)8時6分配信

たしかに、整理整頓や適切な道具を適切に使用するということは大事なことですね☆

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